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- いびき・睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)には、閉塞性睡眠時無呼吸症(OSAS:Obstructive Sleep Apnea Syndrome)と中枢性睡眠時無呼吸症(CSAS:Central Sleep Apnea Syndrome)の2種類があります。
多くの場合は閉塞性睡眠時無呼吸症であり、歯科で対応できるのは閉塞性睡眠時無呼吸症です。
閉塞性睡眠時無呼吸症とは
睡眠中に一時的に呼吸が止まる状態で、主に喉の奥の気道が狭くなることが原因とされています。
呼吸が止まっている時間を「無呼吸」または「無呼吸発作」と呼びます。
歯科での治療について(口腔内装置)
歯科では、睡眠中にマウスピース(口腔内装置)を装着し、下あごを前方に保持することで気道の確保を補助します。
当院では、上下が分離したタイプの装置「ソムノデント(SomnoDent)」を取り扱っています。
この装置は、個々の口腔内に合わせて製作し、装着中の下あごの位置を調整することが可能です。
適応について
口腔内装置の適応は、軽度から中等度の閉塞性睡眠時無呼吸症と診断された方が対象となります。
重度の場合や、装置による改善が見られない場合は、医科でのCPAP療法などが検討されます。
注意点
- 装着初期に違和感や顎関節の不快感を感じることがあります。
- 長期間の使用により、歯の移動や咬み合わせの変化が起こる場合があります。
- 定期的な受診と調整が必要です。
費用について
医科で「閉塞性睡眠時無呼吸症」と診断された場合、保険適用のマウスピース(上下一体型)を作製することが可能です。
ソムノデントなどの上下分離型装置は自由診療となります。
